【第1弾】初めて犬を飼った!ご飯やお手入れはどうやるの?犬ファーストのプロがお答え♪

こんにちは〜、ペット食育協会認定インストラクターの弓場です♪

もうじき新年度が始まりますね〜
元号も変わるし、新生活が始まる人も多いのではないでしょうか♪

ちびっ子が小学生になったり、
受験を終えて新しい学校に通うようになったり、
新社会人になって一人で歩き出すようになったり、
新しい暮らし、新しい家族、新しい家と、

様々な新生活が始まるこの時期です♪

その中で、新しくペットをお迎えすることになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

  • 子供も大きくなってきたし、そろそろ…
  • 新しい暮らしで一人は寂しいから…
  • 子供も手が離れたしペットもいいかな…

なんて思うことも♪

こんな時、私だけかもしれませんが、一度欲しくなるとずっと頭から離れないことありません?

まぁ、命や感情のあるものなので責任を持って最期までお世話する人しか飼って欲しくないわけですが、

このページを見ているということは、

ほぼ、
すでに「飼っちゃった♡」人か、
ある程度飼うことを前提に、予備知識や情報を求めて読んでいる人たちですよね?

もうその段階になってしまったなら仕方がないので、

生き物を大切に扱ってほしい私としましては、
その人たちには【ちゃんとした知識・情報】を身につけていただきたいと思います♪

【ちゃんとした知識・情報】って?

普通の飼い主さんがペットに関する知識や情報に触れる機会があるのは、大体ペットショップかトリミングサロン、動物病院、インターネットくらいだと思います。

その中で情報の取捨選択をするわけですが、

私がペット関連の仕事に興味を持つようになり、更には飼い主の立場を超えて、いわゆる”業者側” の立場に身を置くようになると、
今まで得ていた知識や情報がいかに “不適切” であり、適切な物を取り扱っているところは “極くわずか” であることを知りました。

いやもうほんとに、ビックリしますよ?!

知りたい検索ワードを入力して、目をつぶって適当にクリックしたら多分それ!ってくらい溢れかえっています。

獣医さんですら、どこでそんな情報をつかまされたの…?ってこともあるあるです。

これだと飼い主さんが業者側に一方的に振り回されちゃうんですよね。

まぁ経済を回すためには、買う+売る必要があるのでしょうけど、
どうせなら、騙したり不適切な情報で “買わせる” のではなく、

適切な情報を提供した上で飼い主さんに判断してもらい、納得のいく物として “選ばれる” という流れがいいなぁと思っているわけです\(^o^)/

【ちゃんとした知識・情報】とは、
業者側にとって “都合のいい知識・情報” ではなく、
飼い主さんが自身で判断できるようになる【適切な知識・情報】のことを言います♪

溢れかえる情報の中から、

  • こんな時はどうする?
  • うちの子にはどうすれば?

を自分で考えられるようになりたい、「騙されたくない!」飼い主さん向けの情報を発信していこうと思いまーす^ ^

目次

  • 早速やること♪犬のご飯編
    • ペットフードの知識
    • 手作り食の知識
    • ペットフードと手作り食の向き不向き
    • まとめ
    • 手作り食について教えてくれる教室
  • 食べたらやる♪犬の歯磨き編 → 第2弾で!
  • 汚くなる前に♪犬のお風呂編 → 第3弾で!

早速やること♪犬のご飯編

生きていくためには!
やはり食べる事って大事ですよね。

では、犬のご飯にはどのような選択肢があるのでしょうか。

▶ ペットフード
▶ 手作り食

大きく分けると、この二つがあります。
では一つずつ解説していきますね♪

ペットフードの知識

◇ 種類

ペットフードというと、ドライフードと呼ばれるいわゆるカリカリのフードを想像する人も多いのではないでしょうか。

それ以外にも、ウェットフードやセミモイストフード(半生)と呼ばれるフードがあります。

現在の主流はドライフードとウェットフードです♪

◇ 目的

一言で “食べる” といっても、個体や食べる意味によって内容は違います。

例えば、総合栄養食と表示されているフードがあります。

これは、「このフードと水さえ与えれば必要な栄養素は摂れる!」というフードです。

どういう基準で総合栄養食をうたっていいかですが、
ちょっと長くなるので、簡単にいうと「成分分析試験」「給与試験評価」のどちらかをクリアする必要があります。

ほんとーーに、ザックリ説明すると、
『成分について』と『与えてみてどうだったか?』をみる試験です笑

食べた感じ、見た感じ、内容的には、
宇宙食とか栄養素がギュッと凝縮されたクッキーみたいなものです。

他にも「一般食」と呼ばれる、

  • 総合栄養食の評価をもらっていないフード
  • 総合栄養食と表示しないフード

もあります。

おやつのような、時を選ばず食べさせるフードは「間食」に分類されます。

健康な子であればお世話になることはないかもしれませんが、「特別療法食」という特定の病気に対して成分を調整したフードもあります。

主食というよりも、トッピングに近いようなフードもあります。
例えば、

  • 栄養補完食
  • 嗜好食

ふりかけ系はこれに分類されるかな♪

◇ 内容

“ご飯” にも、コンビニ弁当もあれば、家ご飯、外食と様々ありますよね。

ペットの世界だと大きく分けると、

  • スタンダードフード
  • プレミアムフード
  • 特別療法食(処方食)

があります。
より特化しているという視点では、

スタンダード < プレミアム < 療法食

こんな順番になるかな♪

このページを読んでる人が関係ありそうなのはスタンダードとプレミアムですかね?

名前のニュアンスからもプレミアムフードの方が高価な傾向にあるようで、食べる量やお財布と相談しながら決めるのもいいかもしれません。

◇ メリット・デメリット

この世の中に万能なものは存在しないことはご存知ですよね?
もの選びの際、メリット・デメリット両方の視点を持たないと冷静な判断はできません。

[ メリット ]
① 便利・楽
② 保存がきく
③ 栄養が凝縮
④ 安い

① 便利・楽

一食分をガラガラぽんっ♪と与えられるので忙しい朝や面倒な時でも素早く食事を出す事ができます。

洗い物も、ドライフードであればそんなに汚れないので洗う手間をはぶくツールとして使用する人も中にはいるようです。

② 保存がきく

物によってフードの賞味期限に差はありますが、それでも開封したら今日明日悪くなるということはなく、
ドライフードであれば、だいたい数ヶ月〜一年くらいを賞味期限と設定していることが多いようです。

③ 栄養が凝縮

『一粒でレモン50個分のビタミン♪』ではありませんが(笑)、一粒一粒にエネルギーや栄養素がギュッと凝縮されています。

たくさんの栄養素をチャージするのに最適です。

④ 安い

こんなにメリットがいっぱいなら、さぞかしお高いんでしょうね!と思いきや安い♪
正確にいうなら、安く手に入れることもできます。

他にも、

キロ単位で売られてるから何度も何度も買い出しに行かなくてもいいので、引きこもり体質の私にはもってこい!?の素晴らしい食べ物♡

それに、

料理も特別に好きでもなければ上手でもない私でも、なーんにも考えなくても決められた量をあげればいいんです♪

なんて楽なんでしょう♡

というのがペットフードのメリットです。

次にデメリットですが、
そもそも生き物には個体差があるため、良い悪いは一概には言えません。

それを踏まえて、「こういうこともありますよ」ということをお伝えしたいと思います。

[ デメリット ]
①イメージに差がある
②味を変えられない
③体に余計な物が入っている
④体質・体調に合わせて調整できない

① イメージに差がある。

例えば、飼い主であれば「チキン・鶏肉」と聞くと、胸肉?モモ肉?ささみ?あたりからまず連想するかと思いますが、
業者がペットフードに「チキン・鶏肉」と書きたければ、鶏のどこかの部分(羽根、爪、トサカ、血、目玉等も含め)を5%以上使用すると「チキン・鶏肉」と書けるんです。

詳細な部位を表示する義務はないので、騙しでも何でもないのですが、何が・どこが使われているのかわからない事実はあります。

(実際、鳥の頭を使ってますって営業の人いたなぁ…)

② 味を変えられない。

同じ物を食べさせ続けるので、初めは食べたけどすぐに食べなくなった、いわゆる「飽きる」現象がおきることがあります。

フードジプシーの言葉はここから生まれたのか?

結局ふりかけのような、味を変える物を購入して食べさせる工夫をしなくてはならなくなるケースもあります。

③ 体に余計な物が入っている。

“生きていくための栄養” ではなく、
“フードを長持ちさせるため” に添加される成分もあります。
もちろん保存を効かせるなどのためには必要なものなのでとても大事です。
ただ、体にとっては別に無くてもいいという意味では余計な物とも言えます。

④ 体質・体調に合わせて調整できない。

風邪をひいた時はお粥、スタミナをつけたい時は焼肉定食カツ丼付き!のように、その日の体調や体質によって変えてあげることができません。

やるとすれば、水やお湯でフードをふやかす程度でしょうか?

あと、これは人によってとらえ方が分かれるところだと思いますが、
『絆』という感情論の面ではカバーしきれない部分もあるのかなぁ〜と個人的には思います。

「栄養バランスばっちりに配合された宇宙食を買ってきたわよ♡」と、

「一から手作りしたビーフストロガノフよ♡」では、

受け取る側と与える側に、もしかしたら絆的な差は出てくるかもしれません。
が、目に見えて判断できるものではないので、補足的に入れておきます。

◇ ペットフードのまとめ

ペットフードはメリットいっぱいです!
ペットフードのおかげで多くの人がペットを手軽に飼えるようになり、ペットブームが起きたとも言えます♪

もちろん課題も残されていることも忘れずに選択肢の一つとして利用するといいのではないでしょうか^ ^

手作り食の知識

定義は色々あるかと思いますが、ここでは「お家で食材から作るご飯」ということにしておきます。

◇ 種類

手作りした物を指すので、どう種類分けしようか悩みましたが、
初めてペットを飼う人や手作り食をよくご存知ない方が知りたいだろう情報をイメージしました。

  • 加熱食
  • 生食

文字通り、火を通すか、生のままであげるかの違いです。

生食は、『酵素やタンパク質の質が気になる人』や『野生の生き物には自然のままの食事が一番と思う人』などが取り組む傾向にあるようです。

◇ 目的

普段私たちが家で作ったご飯の一部や寄せ集めた物をそのまま流用する『お家の手作りご飯』が手軽で一般的です。

しかし、誕生日やクリスマスなどの特別なイベントがある時は『特別な日ご飯』として、喜ばせるためにいつもよりも手の込んだ物を作ることもあります。

病気の日や体調が優れない日には、体に優しいご飯をと、スープやお粥といった『病人食』に切り替えることもできます。

「スナック菓子ばっかり体に良くない」と人間の親が思うように、ペットにも買い与えたお菓子ではなく自家製のおやつやスイーツを『間食』として与えることもあります。

『特殊なご飯』というと言い過ぎかもしれませんが、例えば飼い主の都合で、

  • 特定の種類の肉は食べさせない
  • 野菜しか食べさせない

といった宗派や流派に応じることもできます。

◇ 内容

お祝い事の時の食事内容は普段の食事よりも、料理の種類や量が増える傾向にあります。
使う食材も犬猫の好みに合わせることで、より特別感を出す家庭もあるようです。

反対に療養したい時は普段の食事と比べて、ヘルシーで水分多目の食事にするなど配慮した内容の物もあります。

◇ メリット・デメリット

手作り食にもメリットがいっぱいあります。
しかし、やはり万能な物はこの世に存在しないため、デメリットやリスクも適切に知っておくことが肝心です。

[ メリット ]
①安心・安全を確認できる
②ペットが喜ぶ
③体へソフトな配慮ができる
④トータル的な食生活の改善

① 安心・安全を確認できる

食材を自分の手でとって、目で見て確認納得したものを使用するため、内容が明確です。

一般的なスーパーやデパートで購入することができるため、人間レベルの食材を使用することができます。

食品の品質・グレードなども、お財布と相談しながら飼い主が自分で選ぶことができます。

② ペットが喜ぶ

「喜び方が全然違う!」とおっしゃる飼い主さんもいらっしゃるくらい、喜んで食べてくれるのは大きなメリットです。

更に日々色々な物を食べられるため、ペットもワクワクするようです。

他にも、色々な味や食感、香りなどで脳が刺激され → 活性化に一役かってくれるとも言われています。

③ 体へソフトな配慮ができる

食材を調理して食べるため、必然的に水分を豊富に摂取することができます。

人の世界でも水分を積極的に摂ることが良いとされるのと同様に、ペットにも水分摂取が重要です。
しかし、ペットが積極的に水だけをガブガブ飲む事はしないため、食事という形でペットに無理なく水分を摂らせられます。

他にも、アレルギーや嫌いな物への配慮も柔軟に行えます。

④ トータル的な食生活の改善

「ペットのために」と取り組んだ結果、飼い主さんや家族の食事・健康を見直すきっかけにもなります。

「自分だけのご飯でもちゃんと作るようになりました」という声もいただいています。

あと、私の場合ですがペットの食費がかからなくなりました。

と言いますのも、
手作り食だと私たちの食事の材料をそのまま流用できるので、ペット専用にと “あえて” 買う必要がないんですね。

手作り食は『難しい』『素人には危険』『手間・面倒』『お金がかかる』と言われていましたが、ものすごい速さで様々な事が解明・判明されていく中で、今や手作り食は『簡単で・楽に・お金をかけなくてもできる』ものになり、たくさんの人が実践できるジャンルとして確立しました。

なので、かつての『難しい・危険・面倒』などデメリットとされてきたものはもうデメリットとしてはあまり取り上げられなくなってきているので、それ以外のデメリットをご紹介します。

[ デメリット ]
① 油物は食器洗が面倒
② 世間体・イメージが良くない
③ 獣医さんに知識がない
④ 色々食べさせる

① 油物は食器洗が面倒

人間の食事とほとんどかわらないため、人間のご飯が油物の日は、ペットの食事も油分多目になることがあります。

なので、必然的にオイリーな食器が一つ増えるため、それを洗う分の手間はかかると言えます。

ただ、ペットには脂肪の味や香りを好む子が少なくなく、お皿がピカピカになるまで舐めるため、そこまでギトギトな状態ではないこともよくあります。

② 世間体・イメージが良くない

先程上げた手作り食の良くないイメージだけを持っている人からの印象はあまり良いものではないことがあります。

実際は何も起こっていないのに、不安や心配をあおられたり、良かれと思って注意喚起をされたりします。

③ 獣医さんに知識がない

近年やっと一部の学校でも、プロの講師を招いた犬猫の手作り食に関する特別授業を開催するようになってきたようです。

まだまだ多くの獣医学校では、一つの授業、専科として組み込まれていないため、手作り食の知識は一般の飼い主レベルです。

獣医さんによっては、手作り食をしていると怒られたり、場合によっては病気を疑われたりします。

④ 色々食べさせる

人間の話で、一品ダイエットが流行ったことがありますが、栄養失調の危険もあると懸念する声もあります。

つまり、同じ物を食べ続けると、
その食品に含まれていない、あるいは極少量しか含まれていない栄養素があったとして、それらが必要供給量に満たない場合が続くと、欠乏症・栄養失調になる可能性がありますよというものです。

これと同様に『ササミとレタスだけ与え続ける』と、ササミとレタスに含まれていない栄養素は摂取できない可能性があります。
『昨日はササミとレタスだったから、今日は豚肉とキャベツにしよう』というように、色々と与えて摂取させる栄養素を片寄らせない工夫が必要です。

◇ 手作り食のまとめ

手作り食は一昔前と比べ、ペットのご飯の選択肢の一つとして身近なものになってきています♪

人のご飯と同じようなデメリットはありますが、ちょっとしたコツやポイントをおさえれば得られるメリットも大きいため、一度実践してみるのもいいですね^ ^

飼い主別、ペットフードと手作り食の向き不向き

ここまで頑張って読んだけど、結局のところどっちがいいのか、自分にあってるのかわからない!って人向けに、

ペットフードも手作り食もどちらの経験もあり、業者側と飼い主側のどちらの立場も持つ私の視点から、

ザックリ簡単にですが、
ペットフード向きの人と、
手作り食向きの人について書いてみました!

◇ ペットフード向き

→ 家にいない日も多く、冷蔵庫の中はスッカラカン。

→ 自分の食事を作る時間すらないから外食やコンビニで済ませてる!

→ 何が何でもペットフードをあげたいの!

◇ 手作り食向き

→ 日々自分や家族の食事を作るのは私の役目!

→ できるだけ体の事を考えた食事にしたい!

→ ペットフードじゃなくてもいいならやりたい。

できるだけ差を表現したくて、超超超ザックリ極端に書いてみました(笑)

新人飼い主さんやベテラン飼い主さんの選ぶ際の助けになればと思います♪

全体のまとめ

ペットフードも手作り食も、メリット・デメリットを適切に理解して、使い分ける『いいとこ取り♪』をすると、ペットとの生活がもっと楽しく豊かになるのではないでしょうか^ ^

手作り食について教えてくれる教室

ペットフードの作り方とか与え方は皆さんご存知でしょうから私からは何も言うことはないと思いますが、

「手作り食に興味が湧いた!でもやり方がわからん!」
って人はこのページだけだと作り方までわからないので、お近くのペットの手作り食のプロに聞いてください(笑)

だって、ここで詳しくやったとして個体差があるから質問もその数だけでる可能性があるんだも〜ん(笑)

さばくの大変だし、画面の向こう側でどんな人かもわからない状態でのやり取りはトラブルの素なので♪

あ!それと!
くれぐれもお伝えしておきますが、
聞く相手は【ペットの手作り食のプロ】ですよ!

ペットショップの店員さんやトリマーさん、獣医さんたちを困らせたら可哀想です(笑)

そういうことは、その道のプロに聞きましょう♪

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