犬に関わらずペットに香辛料をあげるというのはなかなか勇気がいりますよね。
自分たちが普通に食べている物なんですけどねぇ〜
なんとなく「食べても大丈夫なのかなぁ…」って不安になっちゃいますよね。
香辛料なんてわざわざ入れなければ間違ってあげてしまうこともないでしょうから、誤飲しないように普段から注意すればいいだけなので心配する必要はないことなのですが、なんとなぁく「わざわざあげないけど、あげちゃった場合はどうなるんだろう?」とモヤモヤしている方のために、
今回は「香辛料」についてペット食育上級指導士の弓場が解説しちゃいます!
香辛料は人間しか体内で処理できないのか?
結局のところ、ここが皆さんにとっても一番重要なところなんじゃないかと思うんです。
だって、食べちゃっても処理できるなら「そう。食べたの。」で終われますもんね?
結論から言いますと、
【(通常は、健康体なら、基本的には)大丈夫です!】
最初のカッコ、気になりますよね笑
これはどういうことかというと、例えば赤ちゃんの消化器官と大人の消化器官は状態が異なりますよね。
消化器官だってまだまだヒヨッこ。
大人のようになんでもかんでも食べさせてオッケー〇とはいきません。
それでも、初めはそうであっても成長するにつれ、色々な食べ物を食べるようになるにつれて消化器官は大人の消化器官になっていくんですね。
香辛料もそんな感じで、基本的には犬も処理できる食材なので怖がる必要はありません。が!たまたま腸内環境が香辛料を処理できる環境にまだなっていなかった場合は、
腸:「今は処理できないから一旦ウォッシュアウトしまーす!」
と、トイレを流す時のように、沢山の水分を利用して腸管内を一度リセットします。
これがいわゆる『下痢』ですね。
下痢そのものは必要に応じて起こっている事なのでいいのですが、下痢が延々と止まらない場合は脱水してしまうので水分補給(状態によっては病院へ)をしっかり行いましょう!というのが注意点・ポイントです。
ちなみに、香辛料が処理できなかったのが、
- 腸内環境が香辛料を処理できる環境にまだなかったのか
- 体調不良でそもそも食事を処理できる状態にない時にたまたま食べたのがそれだったのか
- 香辛料になにかしらのアレルギーを持っていたのか
- その他の要因なのか
等など、理由は個体によって違うわけですが、それを皆さんに考えられるようになってほしいという事ではなく、
- 全ての犬が、
- 必ず、
- どんな子でも、
- どんな時でも、
ダメ!ということではなく、
ダメな『条件』や『程度』があることも考慮できるようになるといいですね!という事をお伝えしたいわけです。
そこを考えられるようになると、
「あっちではオッケーって言ってたのに、こっちではダメって言ってる。どっちが正しいの?!」
の迷宮からいち早く脱出できるようになりますし、今後同じような場面に出くわしたとしても迷宮に陥らなくなれます♪
『◯◯は危険』情報は日本限定情報?
別に香辛料を積極的にあげましょうねと主張しているわけでも何でもないのですが、世界にはこんな犬たちもいるんだよ~ということで紹介させてもらうと、
韓国では、犬が残飯やゴミ箱のキムチを食べている!(へぇ~!)
インドでは、犬が本場のスパイシーなカレーを食べている!(へぇ~!)
弓場家では、ポッキーがシナモンたっぷりのシナモンロールをおやつとしてもらっている!(ふーん。)
皆さんとても元気そうです!こちらからは以上です!笑